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検査

・各種検査

現場が出来上がってくると、各種いろいろな検査が待っています。消防検査、建築確認検査、設計事務所検査、施主検査、などそれぞれの立場の方たちが検査をします。

消防検査ですが、電気設備に関するといえば、自動火災報知機設備、誘導灯設備、非常用発電機、消火器設備(通常、建築に入っている。)、その他必要な設備に対して行われます。これは消防法に準じているか管轄の消防で確認に来るものです。これも後ほど説明しますが、消防設備士の免許を取得してあると、検査のときもやり方が判ると思います。一度、書類の提出から検査までを知ってしまえばそう難しいものではありません。

但し、各市町村で条例を定めている場合がありますので、初めての市町村に建物を建てる場合は、事前に消防署へ行き、条例の有無を確認する必要があります。これも大事な事です。怖がらずに行くと、親切に条例のコピーなどをもらえる場合もあります。何事も、現場代理人は知らない事にチャレンジしていく精神が必要です。これも勉強の1つです。

建築確認検査ですが、主に建築が検査を受けます。といっても電気はぜんぜん関係ないかといえば、そうではないのです。建築基準法の中に非常灯設備のことが書かれていますので、これの検査を受けます。通常、建築確認検査の時に、消防検査は済んでいますかと聞かれます。済んでいると非常灯設備に関しては、あまりうるさく言われません。この時に、非常灯の自主検査の書類を提出すれば、ほとんど個数と現場の実数の確認で終わります。

この自主検査ですが、夜の真っ暗闇の中で、通常の電気が供給されない状態にして行われます。つまり、夜中に電源を全て落として、非常灯のバッテリーを使って点灯している時に検査します。各部屋の照度はいくつあるのか、基準に合っているのか、また非常灯が点いている時間は何分以上あるのか、検査します。その検査結果を、判りやすいように図面に記入していきます。この事前の自主検査が重要です。

設計事務所検査、施主の検査ですが、これが一番厄介な検査です。と言いますのも、この検査は、見た目の感情が優先されますので、電気設備としては、問題が多い検査です。設計事務所は、図面どおりに収まっていればそれほど言いませんが、施主はといいますと、どうしてここに電気の配管があるのか?とか、この色は思っていた色と違う、とか、なんとなく仕上がりが良くない、とか、こちらとしては、「じゃ~、どうすれば気に入ってくれるんですか?」と聞きたくなるような事を言ってくれます。もちろん施主の言う事は絶対ですから、何とか良い方向にもっていこうとするのですが、それでもぶつぶつと言う施主がいます。

ここは現場代理人の忍耐のところです。どうすれば良くなるのか聞いて、直せるところは直してしまいましょう。多少の予算のオーバーは仕方のないところです。職人も、ぶつぶつ言いながら作業に取り掛かることでしょう。この時に決してキレてはいけません。これが終わればひとつ現場が終わり、ゆっくり出来ると思えば感情の高ぶりも抑えられます。

無事に全て検査が終わりました。一日が長く感じた事でしょう。また疲れ方は相当なものだと思います。その日はゆっくりしましょう。

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